エジプト本・書籍

エジプト本の紹介/ナギーサファリ
エジプト本・書籍のご案内エジプト旅行がさらに楽しくなる!エジプトがもっともっと好きになる!いろいろなエジプトに関する本・書籍をナギーサファリスタッフが紹介していきます♪古い本の紹介もあり、すでに販売されていないものも含まれますが参考になれば幸いです。

◇古代エジプト本

古代エジプトに関する本を紹介します。事前に知っておくことで博物館や遺跡の観光が楽しみになりますね!現地ではガイドの説明もすんなりわかって、いろいろ質問したくなるかも。どんどん興味がわいてくると思いますよ♪

古代エジプト人の24時間 よみがえる3500年前の暮らし

1時間ごと24人の物語りです。それは墓泥棒であったり木工職人であったり、泣き女であったり。様々な人々の何気ない日常の一部分であり、決してドラマチックなわけではありません。壁画に描かれた人々の解説を読むのとは違い、この本に登場する人物には名前があり感情があり、今までにない親しみを感じることができます。語り合い、愚痴をこぼす古代エジプト人は私たちと同じように、その時を確かに生きていたのだと。頭の中に広がったちょっと不思議な世界を体験しているようで、わくわくしながらあっと言う間に読み終えてしまいました。
【この本の情報】
発売日:2020年12月14日頃
著者/編集:ドナルド・P・ライアン, 大城 道則
河出書房新社:240p

古代エジプト解剖図鑑

テーマごとに簡単にまとめられていて、イラストも多くとにかく読みやすいです。説明がイラストを示しながら書かれているので、難解な古代エジプトの事柄もすぐに理解できます。知っておきたいポイントを幅広く知ることができ、初心者にもまずは読んで欲しい1冊。旅行の前の予習として読んでみると遺跡観光が一段と楽しくなるかもしれませんよ。
【この本の情報】
発売日:2020年11月12日頃
著者/編集:近藤二郎
エクスナレッジ

ヒエログリフ文字手帳 人びとの暮らし・生活編

この本にはヒエログリフを通して古代エジプトを知る面白さが詰まっています。こんな単語まであるのか!と驚き、なぜその単語にその文字が組み合わせられているのかという理由に唸りました。関連する壁画やレリーフの写真と解説が古代エジプト人を身近に感じさせてくれる場面が多く、中にはクスッと笑ってしまうことも。取り上げられている話題と単語、そして写真もチョイスが素晴らしく、知れば知るほどヒエログリフをもっと知りたくなった本。
【この本の情報】
発売日: 2016年3月
著者/編集:松本弥
弥呂久:151p

河江肖剰の最新ピラミッド入門

エジプトと言えば何と言ってもピラミッド。ピラミッド初心者にわかりやすく、スラスラ読める入門書です。写真も綺麗で5W1Hにそっての説明がピラミッドとは?をスッキリとまとめてくれます。後半は著者ご本人の体験を綴ったもので、エジプトへ渡った経緯や、ピラミッドタウンの発掘、3Dを用いたピラミッド研究のことなどが書かれていますが、その内容からは熱量が伝わってきて、パワーをもらえるようでした。
【この本の情報】
発売日:2016年12月
著者/編集:河江肖剰
発行元:日経ナショナルジオグラフィック社
ページ数:127p

ピラミッド・タウンを発掘する

ピラミッドに興味のある方にはこちらの本。とても内容が濃く読み応えがありますが、無理なく読めてグイグイ引き込まれていきました。過去の研究者がどのように調査してきたのか現在に至る背景についても紹介されていてとても興味深かったです。ピラミッド自体もさることながら、それを造った古代エジプト人に改めて驚愕しました。そんな人々が暮らしていたピラミッドタウンに思いを巡らせながら読んでいると、大勢の労働者たちの声や物音が聞こえてくるようでした。今後の発掘や研究も気になります。
【この本の情報】
発売日: 2015年09月25日頃
著者/編集: 河江肖剰
新潮社:286p

てのひら博物館・古代エジプト

「てのひら」縦約17cm,横14cm強サイズの本。てのひらだけど博物館級の内容ということだそうです。 まさに博物館のようにきれいな写真と説明で、テーマごとにまとめられています。写真だとサイズ感がわかりにくいのですが この本は、手のひらや人間の立ち姿と比較できイメージがつかみやすくなっています。 歴代のファラオや神様たちも壁画や像の写真とともに紹介されていて、誰が誰なのかが頭にしっかりと残る感じがしました。 個人的にこの本で紹介されている”母乳を入れる瓶”がお気に入り! 目で楽しめて、要点も簡潔に説明されているので、まずはざっくりバランスよく古代エジプトを知るのにいい本だと思います♪
【この本の情報】
発売日:2015年08月17日頃
著者/編集:和田浩一郎, 和田浩一郎
東京美術:156p

図解 ピラミッドの歴史

様々なピラミッドが時代の順に説明されています。平面図、断面図なども描かれているのでピラミッドの構造がとてもよくわかります。又、写真が多く理解しやすいのもこの本の魅力のひとつです。エジプトにピラミッドが造られるようになってから消えゆくまで、どのように変化していったのか時代背景を知ることでより一層ピラミッドの面白さが見えてきて興味が尽きません。ギザの三大ピラミッドだけでは物足りず歴史順にいくつものピラミッドを巡りたくなるかも!
【この本の情報】
発売日:2014年2月
著者/大城 道則
河出書房新社:119p

古代エジプト王国トラベルガイド

BC1214年に古代人によって書かれたガイドブックというのがこの本の設定です。 観光地や旅の基本情報である交通や宿泊、マナーなど、ラムセス2世の時代から見た世界が描かれています。 そのため、ラムセス2世時代より後の時代のことは書かれていませんが、 まるでガイドブック片手に古代を旅しているような気分にさせてくれる、発想が面白い本でした。 さらっと読めて、小ネタになるような話もたくさん載っていますよ。
【この本の情報】
発売日:2010年03月
著者/編集:シャーロット・ブース, 月森左知
レーベル:古代トラベルガイド
創元社:160p

古代エジプトを知る事典

まさにタイトルの通り、便利に使える「事典」です。 大きく20に分類されていて、その1つが14の事柄に分かれています。その数全280。 例えば「社会・人々」の中には王族から警察、神官、商人、奴隷など 様々な人のことがそれぞれ1項目として1ページにまとめられています。 古代エジプトに興味を持ちはじめ、これはどういうこと?って思った時に大活躍します。 もちろん本として読み進めても幅広く色々なことが分かって興味深いです。
【この本の情報】
発売日:2005年04月
著者/編集:吉村作治
出版社:東京堂出版

古代エジプトうんちく図鑑

イラストが多く、面白おかしく笑いながら読める本ですが、情報量がすごいです。 著者は実際に目にしたものも含め、かなり多くの書籍や資料を調べ、要点をまとめ上げて書かれています。 ちょっと変わった角度から見た古代エジプトでユーモアたっぷりな書き方が、読んだ内容を忘れさせてくれません。 壁画やレリーフを隅々までじっくりと眺めたくなりました。 読む人によって好き嫌いが分かれる本かもしれません。ちなみに私は好きです!
【この本の情報】
発売日:2004年06月
著者/編集:芝崎みゆき
バジリコ:303p

◇現代エジプト 暮らし・エジプト人

人々の暮らしや習慣、エジプト人(アラブ人)などに関する本を紹介します。観光以外にも、もっとエジプトを知りたい方に。

現代エジプトを知るための60章

文化、社会、風習、宗教、革命、経済など現代のエジプトを理解するのに役立つ情報が満載です。ピラミッドと遺跡のイメージばかりのエジプトですが、日本では馴染みのない、あまり知られていないようなことも見えてきます。観光だけでなく、その土地の文化や暮らし、人間を知ることにも旅の面白さがあるはず。様々な角度から見るエジプトにどんどん興味がわいてくる、じっくりと読みたい本。 
【この本の情報】
発売日:2012年08月
著者/編集:鈴木恵美
レーベル:エリア・スタディーズ
明石書店:385p

地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人

日本に長く住むエジプト人が日本語で書いた本です。 エジプト人(アラブ人)と日本人の違いや、その背景にある文化や社会、宗教のことなどにも触れています。 エジプト人(アラブ人)に対し、こんな風にするのがいい、こんな風にするのはよくない、こう考えればどうかというようなことが 具体的に書かれていますので、とてもわかりやすいです。また、こういうのは日本人の考え方なんだ!と気づかされることもあります。 是非、旅行前に読んでエジプト人との友好を深めて欲しいですね。
【この本の情報】
発売日:2010年10月01日頃
著者/編集:アルモーメン・アブドーラ
レーベル:小学館101新書
小学館:192p

◇エジプトのガイドブック

定番のガイドブックから、少しマニアックなものも紹介します。

地球の歩き方 エジプト 2021〜2022

久ぶりに改訂された地球の歩き方。新たな発掘や、ニューカイロ、大エジプト博物館などが巻頭で紹介されています。大エジプト博物館の開館を前に出しておきたかったのかもしれませんが、残念ながらコロナ禍での発売。巻頭以外では前回のものと比べても料金や所どころ多少の改訂がありましたが、全般的にはあまり変化がないなという印象です。2020年8月にダイヤモンド・ビッグ社から出版されましたが、「地球の歩き方」出版事業は学研プラスへ譲渡されました。2021年1月以降は「株式会社地球の歩き方」
【この本の情報】
発売日:2021年01月12日頃
著者/編集:地球の歩き方編集室
学研プラス:480p

望遠郷 エジプト

20年以上も前のガイドブックのため、巻末の実用情報は役に立ちませんが、遺跡の観光地の他、イスラムの建築や芸術、生き物や船にいたるまで、深く様々な角度からエジプトを紹介しています。古い写真や挿絵などの使い方が絶妙で何年経っても色あせない、とっておきの1冊。眺めているだけでも楽しい♪ガイドブックとしてではなく、読み物として永久保存版にしています。すでに廃版になっているようですが、中古が販売されていることも。
【この本の情報】
出版社 ‏ : ‎ 同朋舎出版 (1997/3/1)
発売日 ‏ : ‎ 1997/3/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 571ページ

◇大人も楽しめる子供向けエジプト本

子供向けの本ですが、大人も簡単に読めてわかりやすいです。まずは子供向けから読むのもいいかも!

ミイラ学 エジプトのミイラ職人の秘密

ミイラ職人の仕事がストーリー仕立てに描かれている絵本ですが、子供よりむしろ大人の方が興味深く読めるのではないかと思いました。ミイラ作りの部分だけを切り取ったのではなく、ミイラ職人の暮らしから、王妃ティイの父(ツタンカーメンの曽祖父)であるイウヤが亡くなり、ミイラが作られる過程、葬儀を経て、死後の世界への旅立ちまで一連の流れで話が進んでいくところに面白さを感じました。ミイラ作りの事細かな描写は、「自分でもミイラ作れるかも?」と思えてしまうほど。そしてミイラ職人が尊敬され、いかに「職人」であったかということがわかりました。カラフルな壁画風の絵がとても楽しく、絵本でありながら絵本を超えた、忘れられない1冊。
【この本の情報】
発売日: 2019年08月
著者/編集: タマラ・バウアー, こどもくらぶ
今人舎:39P:絵本

ハワード・カーター ツタンカーメン王の墓を発見した考古学者

学習漫画です。ツタンカーメン王の財宝、一体どんな人が発見したのか。それは偶然なのか必然なのか。輝かしい”世紀の大発見”まで道のり、考古学者の思いや苦悩などハワードカーターの生涯を描いた漫画です。漫画だけではなく、ところどころに興味をそそられる解説もあります。ツタンカーメンの黄金のマスクをはじめとする様々な副葬品が展示されているカイロの考古学博物館、ツタンカーメン王の墓があるルクソールの王家の谷、行く前に読んでみると発見当時のイメージが膨らんで楽しめるかも。
【この本の情報】
発売日:2011年07月
イラスト: 西公平 、 原作: 黒沢翔 、 監修: 吉村作治
レーベル:集英社版・学習漫画 世界の伝記NEXT
集英社:141p

古代エジプトのものがたり

絵本ですが侮れません。なかなか読みごたえがあります。まず挿絵が素敵で独特の雰囲気があり古代エジプトの神秘的な世界へどんどん引き込まれていきました。この絵本は神話のお話です。そもそも神話は理解するのに難しいところがありますが、子供にもわかるように書かれているので読んでいる間にいつの間にか理解が深まっていきます。露骨なまでの愛憎や欲、人間臭さ溢れる神様たち。古代エジプトには、そんな神様たちがまるでそこにいたような感覚を覚えました。
【この本の情報】
発売日:2011年02月02日頃
著者/編集:ロバート・スウィンデルズ, スティーブン・ランバート
岩波書店:93p

◇エジプトが舞台の小説

小説で体感するエジプトもいいですよ♪

ナイルに死す《新訳版》

ミステリーの女王アガサ クリスティーの小説。名探偵ポアロがナイル川クルーズで起こった殺人事件の謎を解いていきます。エジプトの風景描写に魅せられながら、絡み合う人間模様に頭を巡らせ、一気に読んでしまいたくなる作品です。日本では「ナイル殺人事件」として2022年2月11日に映画も公開予定。現在もアスワンには滞在・執筆したことで知られるオールドカタラクトホテルや、クルーズ船にはモデルとなった蒸気船スーダン号も。小説を読みながらナイル川の旅もいいかもしれませんね。
【この本の情報】
発売日:2020年09月11日頃
著者/編集:アガサ・クリスティー, 黒原 敏行
早川書房:560p